褐色のアルカリ性で、すべすべのお肌になることから「美人の湯」とも呼ばれる十勝のモール温泉。
十勝川温泉だけでなく、帯広駅前ホテルや気軽に楽しめる帯広市内の温泉銭湯まで、十勝のあちこちで堪能することができる温泉です。
客室のプライベート空間で、展望風呂や露天風呂として、モール温泉が楽しめる宿をまとめてみました。
帯広市内の客室露天風呂があるホテル
森のスパリゾート 北海道ホテル
多くのホテルが集まる帯広駅から少し離れたところにひっそりと佇む「森のスパリゾート 北海道ホテル」。
緑豊かな100年の森に囲まれ、市街地とは思えない癒しの異空間が広がります。
建物は、緑のガーデンとの一体感をコンセプトにした露天風呂付客室も多い「ガーデンウィング」と、アールデコ様式で設計されたクラシカルな雰囲気で、2020年プライベートサウナ付きの客室も誕生した「日高ウィング」とにわかれ、駅前のように周辺に高い建物がない高層の「日高ウィング」のテラスからは開放的な眺望も臨めます。
ガーデンウェディングやレストラン、カフェなど、地元の人の人気も高く、十勝の定宿としてリピーターも多いホテルです。
和、洋、スープカレーと選べる朝食も好評。
帯広駅から離れているといっても、南口から徒歩で15分程。
藤棚や桜並木などホテル周辺は季節ごとの散策も楽しめる。
売店内のベーカリーでは、モール温泉を生地に練り込んだパンやガーリックフランスも人気。
十勝川温泉の客室露天風呂があるホテル
帯広駅から車で20分、帯広空港からも車で30分ちょいの「十勝川温泉」。
道内のほかの温泉地のように、散策温泉街というわけではないですが、お肌がつるつるになるモール温泉に入れるお宿が並びます。
十勝川温泉第一ホテル
大きな十勝川にかかる白鳥大橋(十勝中央大橋)から、最初に目に飛び込んでくるのが「十勝川温泉第一ホテル」。
建物は、全24室すべてが展望露天風呂付客室の「豊州亭」と、一部が展望・露天風呂客室の「豆陽亭」とにわかれ、専用のプレミアムラウンジを備える「豊州亭」では、ワンランク上のおもてなしが受けられます。
大浴場も2Fにわかれ、庭園露天風呂、展望露天風呂、サウナやジャグジーなど種類の豊富な温泉が楽しめます。
客室、大浴場、足湯テラスなど、館内のあちこちから眺められる雄大な十勝川に癒されます。
お天気のよい日は足湯テラスで、モール温泉ビールやソフトクリームを味わうのもおすすめ。
観月苑
「十勝川第一ホテル」の次におすすめなのが、同じく十勝川沿いに建つ「観月苑」。
展望フロアにの展望露天風呂客室のほかにも、道内初屋上ハーブガーデンを眺めながら過ごせる客室や、愛犬と泊まれるワンちゃんルームなど、リニューアルによって以前とは全く異なる豊かな空間に生まれ変わりました。
大浴場もジャグジー、打たせ湯など、さまざまな種類が楽しめます。
リニューアル前に宿泊したことがある人も、再度宿泊してみる価値あり。
三余庵
五感へ響くおもてなしを大切にする「三余庵」は、十勝川沿いではないですが、左官職人、書道家など、設計や建設に携わった職人たちのこだわりが、館内のあちこちに感じられる全11室のお宿。
すべて異なる間取りや仕様の温泉付客室なので、毎回異なる客室を楽しむことができ、うち露天風呂付特別室は2室。
大浴場は、木のぬくもりと香りが広がる「ひのき風呂」と、レトロ感あふれる「ガラスモザイク風呂」を男女入替制で堪能できます。
渡り廊下でつながる同じ系列の「十勝川第一ホテル」の大浴場の利用も可能です。
十勝川温泉だけでも「豆陽亭」「豊州亭」「三余庵」とグレードを上げて楽しむことも。
清寂房
2022年8月にオープンしたばかり、全24室露天風呂付客室の高級宿「清寂房」。
回廊でつながる露天風呂と庭がある50平方メートル以上ある開放感あふれる客室は、まるで離れを思わせる独特の空間。
大浴場はサウナ付。
都会の喧騒を離れ、大自然の中で癒しの時間を求める旅に、ぴったりな宿です。
まとめ
- 北海道ホテル:帯広市内なら迷わずここ
- 十勝川第一ホテル:地元でもナンバー1
- 観月苑:地元でもナンバー2
- 三余庵:ハイクラス
- 清寂房:超ハイクラス
「十勝川温泉」は十勝人も利用することが多いようですが、暗黙の順位があるようです。
モール温泉は老若男女問わずお肌にもやさしいので、お子様の温泉デビューにもぴったりですが、「三余庵」「清寂房」レベルになるとお子様の受入れをしていないホテルも多いもの。
小さなお子様がいるからこそ、客室で人目を気にせずにゆっくり温泉を利用したいパパママには、温泉宿デビューを歓迎するプランもある「十勝川第一ホテル」「観月苑」がおすすめ。
一人旅、家族旅行、記念日に、是非客室でゆっくりモール温泉を堪能してみてください。
冬は痛いくらいしばれますが、十勝の澄んだ空気の中での雪見風呂も素敵です。