失敗しないケルヒャースチームクリーナーの選び方

失敗しないケルヒャースチームクリーナーの選び方

高温スチームの力で汚れを浮かせ、洗剤なしでもバクテリア・ウィルス・花粉など除菌率99.99%、ペットやお子様がいる家庭でも安心のスチームクリーナー。

ケルヒャーは、キャニスター式だけでも3種類と、用途や使用頻度に合わせて機種を選べるのも魅力です。

  • キャニスター式の違いを知りたい
  • プレミアムタイプとの違いを知りたい
  • 「SC2」「SC3」どちらがおすすめ など

スティック式の「SC1 EsayFix」、キャニスター式の「SC2 EaxyFix」「SC3 EaxyFix」「SC4 EaxyFix」の特徴や、プレミアムタイプとの違い、おすすめ度などをまとめてみました。

※スチームモップ「SC Upright」の登場で「SC1 EsayFix」は生産終了

「SC1」と「SC2・SC3・SC4」の違い

ケルヒャーのスチームクリーナーは大きく分けて、スティック式とキャニスター式の2種類。

スティック式 SC1(生産終了
キャニスター式 SC2・SC3・SC4
スチームモップ
SC Upright(2021年発売

スティック式は、持ち運びに便利なハンディタイプで「SC1 EsayFix」。

キャニスター式は、掃除機のように本体をコロコロ連れ回すタイプで「SC2 EaxyFix」「SC3 EsayFix」「SC4 EaxyFix」。

キャニスター式は、強弱2段階のスチーム調整も可能で、給水しながら連続使用できる機種もあります。(違いは後述)

各機種、本体の色と付属品が異なるプレミアムタイプ「EasyFix プレミアム」もあります。

「SC1 EsayFix」はコンパクトなですが、タンクの容量も小さく連続噴出時間も約6分程と短いため、毎日こまめに使いたい人向き。

※「SC1 EsayFix」生産終了につき、代替は用途に合わせて「SC Upright」か「SC MINI」になります

1回の掃除時間が長い、週末や年に数回まとめ掃除する人には、タンク容量が大きい「SC2 EsayFix」「SC3 EsayFix」「SC4 EsayFix」などのキャニスター式がおすすめです。

「プレミアムタイプ」との違い

「EasyFix」シリーズは、4機種とも付属品が通常タイプより多く、本体の色が異なる「EasyFix プレミアム」があります。

本体の色が違う

左後列から「SC1 EsayFix」~ 「SC4 EsayFix」各機種前列の白色がプレミアムタイプ

通常の「EasyFix」は本体が黄色ですが、「EasyFix プレミアム」は本体が白色です。

アクセサリーが違う

「EasyFix」と「EasyFixプレミアム」は、付属のアクセサリーの数や種類が異なります。

クロスやカバー、ブラシは、「EasyFix プレミアム」のほうが数が多め。
「スポットノズル」は、各機種「EasyFix プレミアム」だけに付属されています。

【EasyFix標準アクセサリー】

  EasyFix EasyFix プレミアム
フロアノズル 1個
フロアノズル用クロス 1枚 2枚
延長パイプ 2本
ノズルヘッド 1個
ブラシ 黒1個・黄1個 黒2個・黄1個
SC4のみ黒2個・黄2個
ハンドブラシ 1個
ハンドブラシ用カバー 1枚 2枚
延長スチームホース SC1のみ1個
スポットノズル 1個

アクセサリーの種類は、どの機種もほとんど変わりありませんが、高機能な「SC4」だけは別格で、ほかの3種にはない付属品もあります。

SC4だけのアクセサリー

   EasyFix EasyFix プレミアム
真ちゅうブラシ 1個 2個
ビッグブラシ 1個
ビッグブラシ用カバー 1枚
窓用スクイジー 1個

「EasyFix プレミアム」にだけ付属されている「スポットノズル」、「SC4」だけに付属されている「真ちゅうブラシ」などのアクセサリーは、別売もされているので、標準アクセサリーのみの「EasyFix」を購入後、必要なアクセサリーだけを追加購入することも可能です。

「SC1」と「SC MINI」の違い

毎日こまめにお掃除したい人向けの「SC1 EsayFix」。
同じコンパクトタイプとして「SC MINI」も登場しました。

「SC MINI」は、付属品がハンドブラシと併用して使うハンドブラシ用のカバーのみ。

「SC1 EsayFix」の付属品を最小限にしたシンプルタイプで、ドアノブやテーブルなど毎日ちょこちょこ除菌したい人に特化したようなモデル 。

最近はお掃除でなく、除菌目的で購入する人も増えているようですから、ニーズに合わせたモデルですね。

別売のアクセサリーを購入すれば、「SC1 EsayFix」のようにも使えるので、付属品が「SC1 EsayFix」ほど必要ない人にもおすすめ。

「SC MINI」は「SC1 EsayFixプレミアム」のように本体が白色で、プレミアムタイプはなし。

※「SC1 EsayFix」生産終了につき、代替は用途に合わせて「SC Upright」か「SC MINI」になります

「SC2」「SC3」「SC4」の違い

スチーム噴射も2段階の強弱調整が可能で、本格的にお掃除するなら断然選びたいキャニスター式。

3機種の大きな違いは、ヒートアップタイムやタンクの形状による連続噴射時間の違いです。

ハイパワーの「SC4」、人気の「SC2」「SC3」は、連続使用するほどお掃除時間が長いのかどうか決め手となります。

また、タンクの形状が違うことで、お手入れの仕方も異なります。
「SC3」だけは、ちょっと面倒な付属の洗浄剤でのボイラー洗浄が不要で、カートリッジを交換するだけ。

  SC2 SC3 SC4
ヒートアップタイム 約6分 約30秒 約4分
スチーム連続噴射時間 約30分 給水により連続使用
スチーム吐出圧力 0.32MPa 0.35MPa
清掃面積 75㎡(約45畳相当) 100㎡(約60畳相当)
消費電力 1500W
本体質量 2.9㎏ 3.1㎏ 4.1㎏
お手入れ ボイラー洗浄剤 カートリッジ交換 ボイラー洗浄剤

キャニスター式3機種の中では、オールマイティーな「SC3」が一番おすすめです。

「SC1」のアップグレード版「SC2」

スティック式の「SC1 EsayFix」が、アップグレードしてキャニスター式になったような「SC2 EsayFix」。

タンクの容量も大きくなることで、スチーム連続噴射時間も長くなるので、週末のまとめ掃除にもおすすめです。

  SC1 SC2
タイプ スティック式 キャニスター式
ヒートアップタイム 約3分 約6分
スチーム連続噴射時間 約6分 約30分
スチーム吐出圧力 0.3MPa 0.32MPa
ボイラータンク容量 0.2ℓ 1ℓ
清掃面積 20㎡(約12畳相当) 75㎡(約45畳相当)
消費電力 1200W 1500W
本体質量 1.6㎏ 2.9㎏

給水しながら連続使用できない「SC1」「SC2」は、ボイラー内の温度が高い時は、蓋が開かずに給水できないというデメリットがあります。

ボイラー内の水がなくなっても、一定時間経過してからでないと給水できないので、1回の清掃面積が大きい人は、コンパクトな「SC1」は諦め、最低でも30分程連続噴射できる「SC2」がおすすめです。

「SC2」と迷っているなら「SC3」

  SC2 SC3
ヒートアップタイム 約6分 約30秒
スチーム連続噴射時間 約30分 給水により連続使用
スチーム吐出圧力 0.32MPa 0.35MPa
清掃面積 75㎡(約45畳相当)
消費電力 1500W
本体質量 2.9㎏ 3.1㎏
お手入れ ボイラー洗浄剤 カートリッジ交換

一番迷うことが多いと思われる「SC2」「SC3」。

一番大きな違いは「SC3」は

  • ヒートアップタイムが約30秒と最短
  • タンクには蓋がなく給水しながら連続使用できる
  • お手入れはカートリッジ交換だけ

時間を気にしながらお掃除する必要がなく、面倒なボイラー洗浄が不要なのはとにかくラクチン。

交換ランプが点灯したら、カートリッジごと交換するだけのカンタンお手入れなのは「SC3」だけ。

タンクの蓋なしなのに、30秒でヒートアップ完了なんて画期的過ぎますよね。

価格は「SC2」より高めですが、使い勝手を考えるとオールマイティな「SC3」のほうがおすすめです。

高機能でハイパワー「SC4」

  SC3 SC4
ヒートアップタイム 約30秒 約4分
スチーム連続噴射時間 給水により連続使用
スチーム吐出圧力 0.35MPa
清掃面積 75㎡(約45畳相当) 100㎡(約60畳相当)
消費電力 1500W
本体質量 3.1㎏ 4.1㎏
お手入れ カートリッジ交換 ボイラー洗浄剤

ケルヒャースチームクリーナーの中では最高峰「SC4」。

付属品も一番多く、タンクを取り外しての給水も可能ですが、高額過ぎるのが難点。

「SC3」でも別売のアクセサリーを別途購入すれば、「SC4」とほぼ同じ用途でお掃除が可能だし、ヒートアップタイムも最短、ボイラー洗浄も不要と、「SC3」のほうがいろんな面で勝っているように感じますが、実は「SC3」がキャニスター式では最新モデルだから。

取り外せる2タンク式で広範囲の掃除向き、家中スチームクリーナーで掃除しまくる人には、アクセサリーも多い「SC4」はオトクですが、連続使用可能機種が欲しいだけなら、「SC4」よりお手頃な「SC3」で十分ですね。

まとめ

ケルヒャーのスチームクリーナーのよさは、用途に合わせてモデルを選べることでもありますが、ゆえに機種の違いを理解して購入する必要があります。

  おすすめ用途・特徴 プレミアムタイプ
SC MINI 除菌
SC1 一人暮らし・部分清掃 あり
SC2 連続使用30分以内 あり
SC3 オールマイティ あり
SC4 広範囲清掃・付属品多い あり
SC Upright
床掃除のみ
あり

タイプにこだわりがなく、とりあえずスチームクリーナーが欲しい人や、キャニスター式で迷っている人には、手入れも楽で使いやすい「SC3 EsayFix」がおすすめ。

気軽な除菌目的だけなら「SC MINI」、床掃除だけに特化するならスチームモップ「SC Upright」も選択肢に。

各機種「EasyFix プレミアム」とは、本体の色と付属品が違うだけ。

是非、参考にして自分に合った機種を探してみて下さい。

ケルヒャー「SC Upright」スチームクリーナーとの違いやメリット・デメリット

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