北海道で5番目の大きさを誇る阿寒湖。
冬はスキーやワカサギ釣り、湖上花火。
夏は登山やボッケの散策、ニジマス釣り。
春秋はイオマンテ火まつりやまりも祭りなどのアイヌ民族のイベント。
年間通して地味に楽しめる阿寒湖温泉。
泉質は単純泉、硫黄化水素泉38~85度、肌の刺激も少なくサラリとした温泉です。
まだ朝靄がかかる阿寒湖を眺めながらの朝食。
朝靄が徐々に晴れ姿をあらわす阿寒湖の光景はとても幻想的で、宿泊しなければ見られない阿寒湖の美しい姿です。
そんな阿寒湖温泉おすすめの3宿をご紹介。
それぞれ特徴があるので、目的に合わせて選んでみて下さい。
あかん遊久の里 鶴雅
北海道では随一の「鶴雅グループ」本拠地でもある阿寒湖温泉。
阿寒湖温泉だけでも原点である「あかん遊久の里 鶴雅」、隣接する「鶴雅ウィング」に「花ゆう香」、ワンランク上のお宿「別荘 雛の座」、愛犬とも泊まれる「レイク阿寒ロッジ トゥラノ」と5つの宿があります。
部屋タイプ
和室、洋室、和洋室、露天風呂付、展望風呂付から大部屋までさまざまなタイプの客室があり、同じ和室でも本館はスタンダード和室、レラ館はアイヌ文化調和室など、いろんなバリエーションが楽しめます。
食事
シャンパンやケーキ付の記念日やママさん向けなどプランも豊富で、夕食はバイキングとお食事処が選べます。
大浴場
大きな大浴場が2カ所あり、男女入れ替え制。
1F大浴場は阿寒湖をすぐ間近に感じながら入浴可能。
8F展望大浴場は無料利用できる岩盤浴もあり、阿寒湖を上から眺めながら入浴可能。
もちろんサウナもあります。
どちらもダイナミックに阿寒湖を感じられる温泉です。
あかすりやオイルマッサージなどのサービスも充実しています。
1階にある連絡通路から隣接する姉妹館「鶴雅ウィング」の大浴場も利用できます。
こちらの大浴場は少々せせこましい感じがしますが、また違った泉質の温泉を楽しめます。
「鶴雅ウィング」はロビーもアイヌ文化調でとても素敵ですが、迷わないように注意して下さい。
サービスにも定評がありハマる人も多い鶴雅グループの宿。
全道の鶴雅グループを巡る旅もおすすめです。
2019年4月には支笏湖にも別館がオープンするようで、こちらも楽しみですね。
ラビスタ阿寒川
鶴雅が老舗なら、こちらは2015年オープンした新参者ですが、全国にドーミーインを展開する「共立リゾート」が展開するホテル。
ラビスタはほかにも道内は、「大雪山」や「函館ベイ」などがあります。
多くのホテルは阿寒湖のほとり並んでいますが、「ラビスタ阿寒川」温泉街とはちょっと離れた阿寒川沿いに立っています。
お部屋、お食事処、お風呂と川のせせらぎと共に過ごす隠れ家的なお宿です。
部屋タイプ
お部屋はすべて檜造りの源泉掛け流し展望露天風呂付。
大きな窓とベンチから川を眺められるツイン、ダブル、トリプル、スイートの4つの部屋タイプ。
(川沿いでないお部屋もあります)
浴槽は小さめですが、お部屋はゆったりとして落ち着く空間です。
TVの電波が悪くBSのみ視聴可能だった気がしますが、WOWOWも見られます。
館内どこでもWi-Fiフリーです。
大浴場
それほど大きくはないですが、大浴場も川のほとりにあり、小さいながらサウナもあります。
24時間いつでも入浴可能な貸切風呂が3つあり、無料で予約不要、空いていれば何度でも利用できます。
食事
朝夕ともにレストラン 「ワッカ ピリカ」で。
夕食は二部制(17:30か20:00)、朝食は7:30~9:30(L.O9:00)の間で和食と洋食が選べます。
2名の場合は川を眺められるベンチ席から、エゾジカが見れることもあり。
窓の外で草を頬張るエゾジカとともにお食事できるのは「ラビスタ阿寒川」ならではの光景。
とても贅沢なひとときです。
無料で楽しめる「夜鳴きそば」「おしのぎ」「湯上がりアイス」等のサービスがあるのも特徴。
「おしのぎ」は 17:45~ 夕食の宿泊者向けのサービス。
「夜鳴きそば」は22:30~ 夜の小腹を満たしてくれるサービス。
どちらも半人前くらいのラーメンです。
ニュー阿寒ホテル
全国展開している「カラカミ観光グループ」の一つで、外国人団体客も多い大型ホテルです。
天空ガーデンスパや春・夏・秋・冬、それぞれの季節の旬を取りそろえたビュッフェが魅力。
部屋タイプ
和室、洋室、特別室の3タイプ。
新館シャングリラ館と別館クリスタル館があり、別館の方が少々リーズナブルです。
大浴場
岩風呂の雲海(男性)、大理石風呂の天舞(女性)、入れ替えはなくそれぞれに阿寒湖を見下ろせる露天風呂もあります。
サウナもあり、脱衣場に用意されている水着や湯浴み着を着て、屋上の「天空ガーデンスパ」の利用も可能。
「天空ガーデンスパ」は、朝は阿寒湖、夜は満天の星空、カップルやグループ、家族みんなでゆったり過ごせるのも魅力です。
食事
夕食は季節に合わせた森と湖の80品リゾートビュッフェが味わえます。
朝食も夕食と同じ、1Fフロント横のレストラン「フェリシェ」にてバイキングスタイルです。
お寿司やデザートなども充実しており、価格帯のわりには悪くないお食事だと思います。
客室の古さは否めませんが、大浴場やビュッフェ会場など少しずつ改装されており、お食事なども悪くありません。
家族で低予算で宿泊したい場合におすすめです。
まとめ
- あかん遊久の里鶴雅:一人旅からお祝いまでオールマイティなハイクラス宿
- ラビスタ阿寒川:すべて温泉付客室、阿寒川沿いの静かに過ごせる隠れ家
- ニュー阿寒ホテル:家族連れやグループでワイワイしたいリーズナブルな宿
ゆったりくつろぎたい時は部屋風呂付の「ラビスタ阿寒川」、リーズナブルにビュッフェを楽しみたい時は「ニュー阿寒ホテル」、道外客のおもてなしや記念日は「あかん遊久の里鶴雅」といったところでしょうか。
「鶴雅リゾート」は、もっとリーズナブルに泊まれるお宿もあるので、以下も参考にしてみて下さい。
【阿寒湖温泉】「鶴雅リゾート」の違いやおすすめの選び方