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最低限守りたい野外フェスの子連れマナー

最低限守りたい野外フェスの子連れマナー

ライブやコンサートで子連れを見かけると「音楽好きのいい時代になった」と思う反面、「音楽好きなら最低限守ろうよ」と口にしたくなるような出来事に遭遇することも少なくありません。

ここでは北海道の野外フェス「JOIN ALIVE」で特に感じているマナーについてまとめてみました。

「JOIN ALIVE」のよさ

「JOIN ALIVE」のよさは何といっても会場が遊園地であること。
ライブで盛り上がりながらも遊園地もしっかり稼働しており、中学生以下は無料とまさに大人も子供も楽しめる野外フェス。

若いボランティアスタッフの多い「RISING SUN ROCK FESTIVAL」と違い、通常業務を行う年配スタッフも多いので、何となくアットホームで安心感があり、子連れでも初参戦しやすく毎年行きたくなるような野外フェスです。

そんな「JOIN ALIVE」なので 実際に子連れの人も多く、野外フェス自体初めてなのかなという親御さんもよく目にします。
一方で「子連れなので大目に見てよ」といわんばかりの親御さんも見受けられます。

子育て中は子供向けのイベント参加する機会が多いゆえに、周りへの迷惑行為が麻痺する傾向にありますが、野外フェスも例外ではありません。

自由に子供たちだけで遊び回っている様子だけ見ているとごくフツーの遊園地ですが、当日はライブ会場でもあります。

子供に無縁の音楽好きも多く集まるので、最低限のライブマナーを守って楽しんで欲しいと思います。

子連れ注意事項

子連れであることは自由ですが、実際近くに子供がいると心配になります。
口には出さないけれど、ちょっと迷惑と思っている人が大半だと思います。

・怪我するのではないか
・ステージが見えて楽しめるのか
・爆音に耳は耐えられるのか

周りの人の不安や迷惑を回避するためにも、子連れのライブは立ち位置などに配慮する必要があります。

アーティストを把握する

野外フェスは皆が平等に同料金で、立ち位置が選べるという魅力があります。
ステージ中央前に陣取って、人気アーティストの歌声を聴ける特権が誰にでもあるのですが、アーティストによってはファンが激しく盛り上がるライブもあり、よく把握せずに真ん中で見たいからと欲張ると、子供が怪我をするリスクがあります。

見たいアーティストがどんなライブをするのか、ファン層も事前に把握しておくことが大切です。

ステージ中央を避ける

どんなライブをするのかわからない場合は、真ん中付近を陣取るのは避けましょう。
ライブが始まると基本的に観客はステージに釘付け。
激しいライブの場合は周りが子供であろうと容赦ないので、自己責任で子供を怪我から守る必要があります。

知らぬまま参戦して子供の足を踏んだ周りの人を睨みつけているような親御さんもいますが、どんなライブか把握しないまま連れてきた親御さんの責任でもあります。
仮に怪我してしまった場合は、当事者だけでなくその場にいるすべての人が、あまりよい気分ではなくなってしまうので、周りの人のよい思い出づくりのためにも、自分の欲だけで立ち位置は決めないようにしましょう。

目の前に背丈の大きい人がいた場合、意外にステージから離れた方がよく見えることもあります。

肩車は絶対しない

子連れが前にいる場合、誰もが恐れる肩車や抱っこのリスク。

多くの人は子供がステージが見えないので、肩車や抱っこするのでないかと不安になります。
子供も見えないでしょうが、肩車されては後方の大人でもお手上げです。

肩車よりはマシだということか抱っこする人もいますが、観客の密集度によってはスペースが奪われ、周りが迷惑しているケースもあります。

ステージ中央よりでないからよいだろうと、ステージサイドで肩車する親御さんもいますが、激しいライブを避けてわざわざ中央ではなくサイドや後方を陣取るファンもいます。

アーティストに注目されたくて肩車しているような親御さんも見かけますが、どの位置であろうと肩車は厳禁です。

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スピーカー前を避ける

観客はステージ中央から埋め尽くされていく傾向にあり、ステージサイドは空き気味だったりしますが、どのステージもサイドには大きなスピーカーがあります。
ライブ前の音響テストの段階で「うるさい」と耳を押さえている子供を、よりステージが近くで見られるからとスピーカー前を陣取るのは、「音響外傷」のリスクが高く虐待・自殺に近い行為です。

音響外傷について

子供の聴覚のデリケートさを把握し、正常な耳を守るためにもスピーカーの側に立つのは避けましょう。

イヤーマフは必須

「RISING SUN ROCK FESTIVAL」も大きなステージの横にはレジャーシートエリアがありますが、「JOIN ALIVE」も「ROSE STAGE」周辺のシートゾーンを拠点に楽しむ人が多いと思います。

会場内にいると麻痺していますが、スタンディングゾーンだけでなく、「ROSE STAGE」周辺はけっこう大きな音が鳴り響いています。

フード店近くもほぼステージを観ているのと同じように、大きな音が鳴り響いているので、ライブを観ていない時でも会場内は子供のイヤーマフの利用をおすすめします。

「JOIN ALIVE」は子供向けイヤーマフの貸し出しも行っていますが、聴覚に対する無防備さはまだまだです。
野外フェスに限らず、子連れでライブを楽しむ機会が多いのであれば、是非イヤーマフの購入を検討してみて下さい。

まとめ

子供のためなら見境がなくなるのが親ですが、野外フェスの場合は明らかに親のよがりで連れられている子供の方が多いように感じます。

子連れでなくともライブ会場ではある程度周りへの配慮が必要ですが、子連れであればなおさら子供と周りへの配慮が必要です。

「子連れはこれだから困る」と思わせるのは、しっかりマナーを守っている子連れ家族の肩身も狭くすることになります。

親子で一緒に音楽を楽しみたいなら、子供のお手本となるような言動を。
子供に何か起きると当事者だけでなく、周りの見ている人たちも気分を害します。

自分のためだけでなく、子供と周りへの配慮を第一に考え、子連れでもライブを楽しんで欲しいと思います。

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